鳴るギターは良いギター? 鳴らないギターは悪いギター?

鳴るギターは良いギター?
鳴らないギターは悪いギター?


このギターめっちゃ鳴るわぁ!
こう思うギターありません?めっちゃ良いギターだ!と…

逆に
生音全然だけど、アンプ繋ぐとクソ綺麗やん!
こう思うことも…

鳴るギターも鳴らないギターも良い音はします。
じゃこの2つは何が違うのか…


それは
ピッキング時のパワーをどこで使うのか!
という点です!!





………………?

   





はい、説明します。


じゃまず鳴らないギターなのに良い音がする原理を説明します。

鳴らないとはギター本体の共振等が少ないギター、すなわち
弦だけが振動しているギターのことです。
前回の例だとめっちゃ固いコンクリート
Ibanezやラウド系のギターとかに多いですね。

メリットとしては、
ピッキング時のパワーが弦だけに伝わるのでサスティーンが伸びます。
また、余計なボディ振動もないのでブリッジミュートでもボワつかず、
歪ませても音が潰れず綺麗に出るのが特徴なので、ハードロックやメタルに
好まれます。

次は鳴るギター。
鳴るギターとはさっきと反対で、ボディもネックも弦も全部含めて
鳴るギターです。
例はさっきのギター以外の何か。(雑)

弾いていてめっちゃ気持ちよく弾けるギターでクランチ気味に弾くと とてつもなく良い音で鳴ります。
単音で弾いても音が太く、ジャズでも何でもオールマイティに使えるギターです!
これに出会ったらもう他のギター要らないレベルです!(結局、他のギターも欲しくなって買うけど)


ここで最初に戻りますが、じゃあ鳴らないギターは悪いギターなのか?

…用途による!!


結局それかよ…
となるかもしれませんが、Ibanez等の鳴らないギターは
ワザと鳴らない様に作ってます!
歪ませても音が潰れず綺麗に出るように試行錯誤し作っているので
そっちの音楽をする方にとってはめちゃくちゃ最高なギターになります! 

逆に鳴るギターでラウド系とかをやると、やはり鳴らないギターにはかないません。

それぞれ、自分の音楽性があるのでそれに合ったギターを選んで頂ければと思います。

ただし!
これは前の記事の条件が最低限あった上でのそれぞれの個性なので

この6千円のギター、ネックもボディも振動するしめちゃくちゃ鳴るわぁ!
にはなりません!
それはただ木材が弱くて弦振動に負けているだけです!

ここを履き違えないように、鳴る鳴らないを感じて頂ければと思います!